2008-11-02

日本-サルの国横断紀行ー【其の三】

毎回、提携都市が訪問する時は、何かイベントがある時です。

前回2005年は「桜祭り」。そして、今回は秋の収穫祭といった趣の「商業祭り」

地元の漁業農産組合が主催として、屋台には物産が並びます。

余裕があれば、「たこ焼き」(←kojiastoの好物)食べたかったのだけど、店頭に並ぶはドイツ人一行にとって珍しいものばかり…ということで、右に左にと説明しながらも、逃してしまった!ふぅ~。

あー、ちゃんと「お仕事」なので開会式では来賓代表としてWaren市長が挨拶。それを同じく舞台上でマイクを通して通訳するkojisatoですが…マイクを通して話すのが大嫌いなkojisato:(

誰か、マイクを通して美声を発する方法を伝授してもらいたいものです。

そして、メインイベントは…

鮭のつかみ取り!

浅いプールに放された鮭(メス)は、100匹近く。それを参加者が捕まえて、持ち帰れるという段取り。
果敢にプールへ入る参加者。

ちなみに、全身ビニールの宇宙服(!?)に身を包むのがドイツ人一行様。

長い前置きのあと、一斉にスタート!
かなり激しいです…。

最初は参加する気満々だったkojisatoですが、カメラマン役の人が参加のため代わって見学に。

でも、祭りの後…といった感じで、つかみ取り終了後のプールには映画ジョーンズみたいに血で水が赤く染まる…

動物保護団体が見たら、早速弾劾されそうなイベントでした。

この日は、「六ヶ所村満載」で、鮭のつかみ取りが終わったら昼食会場へ。

鮭のちゃんちゃん焼き
あ、捕まえた鮭じゃないですよぉ~(笑)

その後、障害者福祉施設かけはし寮を見学。
こちら、知的障害者の方が主に利用しているのですが、軽度で比較的言葉でのコミニュケーションを取れる人は、「工房ぷえんて」と名づけて入居者の将来的な社会参加に備えてジャムやクッキーを作って販売しています。重度の方は、言葉でのコミニュケーションはおろか、自ら身の回りの世話も難しく完全介護が必要となります。

kojisatoも、なかなか重度の障害をもつ方と接する機会がなかったので、袖をひっぱられ「うー、うー」と何か意志の疎通を図ろうと必死に何かを訴えられもまさに手も足も出ない…という感じで、他、ドイツ人参加者一同色々考えさせられました。

六ヶ所村…といえば、原子力発電所があることの方が有名かもしれません。そのため、国からの援助金も多く、比較的公共施設にゆとりがあるのがここの地方自治体の特徴です。kojisatoたちが見た施設も社会福祉法人の中では、なかなかのモノなのでは。

そんな考えさせられる訪問の後に向ったのが…「焼酎工場」
「六趣」という焼酎は、長芋を利用した焼酎。青森県って長芋日本一の生産地らしい。

今までは宮城県の工場に委託していた製造を、今年から六ヶ所村内に工場を建てて独自に製造することに。

長芋って、実はドイツにはありません。Yamswurzel(ヤムスヴルツェル)というのがドイツ語。ソレが何なのか…と言われると困っちゃうんだよね(汗)。

そして、〆は村主催の歓迎会。その前に、村長&副村長と市長&局長で会談。

Waren市には温泉があって、それを利用して温泉施設を作りたいから協力求むという内容。
さて、数年後にそれが実現するかはお楽しみ。

来年の5月には再び六ヶ所村から訪問を受け入れたいということで話はまとまり、ソコのkojisatoも再び登場するかもしれないけど…うーん、現在のストレス度から行くと疑問。

歓迎会はフランス料理のフルコース。って、kojisatoは段取りで全然食べれなかったよぉ~(泣)

最後に村長はじめ村の人が、バスで旅館に戻るkojisatoたちを見送るという段取りに突然なり、控え室に荷物を預けていた一同は大慌て!

とりあえず、バスに乗って…その後、事実発覚。

お互い恥ずかしくて笑うしかない状況で、荷物を取りに行ったWaren一同をもう一度見送って実質これで六ヶ所村訪問は終了。翌日は、青森県見学の遠足なのでした。

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