2010-02-09

ジェントルマン英会話講座

最近、18世紀末英国を舞台の映画や本を読んで思ったこと...

「ジェントルマン英会話講座」

なんてあるのだろうか...???

時々、ジェントルマンならではのとても礼儀正しい、そして格式ある言葉が登場するとkojisatoにとっては耳慣れない。

怒ったときも、非常に知己なお言葉で対応するのがジェントルマンである。

日本で有名になった「オレオレ詐欺」みたいに、「ジェントルマン詐欺」なんてあるんじゃないかな?

とも。

ごく一般の人、もしくは貧富層が小奇麗な格好して高級レストランやバー、もしくは銀行で「ジェントルマン英語」を披露。

そうすると、対応する側の態度も一気にVIPレベルにまで昇格するとか!?

「詐欺」というと話が大きくなるけど、例えばお洒落なバーで

「今日はたまたま持ち合わせがないから、ツケておくれ」

なんてことも、流暢な上流階級の言葉で言われたら、意外とすんなりしたりとかして。

まあ、その対応する人の「人を見る目」もここでは力量にかけられますね。

ちなみに「ジェントルマン英会話講座」なんていうものがあったとしたら、詐欺のためじゃなくて、たとえばマナー講座みたいにね、パーソナルトレーニングの一環で。

というようなことを思ったのも、スコットランドにはスコットランド特有のスコッティッシュ英語があるから。

チャリティーショップのスタッフの中で、思いっきりスコッティッシュな人がいたり、お客さんでもチラホラ。

えっと、

全く言っていることが分からないです(-_-)

英語専門のPa-pandaに聞くと、Pa-pandaでも聞き取るのは難しいとのこと。

スコッティッシュはスコットランドの文化の一部でもあるけど、またその中で

格式あるスコッティッシュ



下町スコッティッシュ

があるらしい。

下町スコッティッシュは、やっぱりちょっと「うるさい&忙しい」というイメージがありますね。

ヒシヒシ感じるのは、やはり英国はかつての階級社会の名残があって、そのバロメーターになるのが言葉なんです。

よく、アメリカのスラム街で英語を身に付けた人が、イザそのまま就職活動をしようとしたら笑われた...みたいな感じにね。

ちょっとこの言語と社会地位について最近興味津々なkojisato。映画(あくまでも舞台は18世紀とか19世紀だけど)では、その差が明らか。

kojisatoの専攻は、厳密に言うと「社会言語学」。ちょっと知的興奮をくすぐれたので、まずはココに覚書。余裕が出来たら、こんなこともせっかく英語圏の国にいるんだからちょっと調べられるといいなあ。
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6 Comment:

Tamaki さんのコメント...

階級社会ありますね。訛り具合でどれくらいの階級の人なのか大体分かりますよね。
あとスーツ着てるだけで[Hey,lad!]から[Hello,Sir]に。。。。住んでいるエリアとかでもかなり偏見があるように思います。
Posh Englishのrを強く発音せずに「アァー」って言うのが好きです。

poane さんのコメント...

「ジェントルマン英会話講座」ならぬ「マダム英会話講座」があったら是非受講してみたい。これはね、アメリカ英語では絶対太刀打ちできない素晴らしさがありますからね、イギリス英語。映画「ゴスフォードパーク」や「日の名残り」を見ると惚れ惚れしますもん。ただブリティッシュもアイリッシュもスコティッシュも地域によっては全然聞き取れない!別言語です!
ちなみにショーン・コネリーもスコッティッシュですよね。彼の英語はステキだ。惚れる!

kojisato さんのコメント...

Tamakiさん>Tamakiさんの職場だと、さらに色々な
階級の人との接点がありそうですよね。
階級という風をヒシヒシと感じるのは、英国だけじゃないけど、
それをちょっと客観的に外国人として見るのも面白いです。
もちろん、私たちもその階級に入りますが。
次Tamakiさんたちが住むエリアはどんなところでしょうかね?
楽しみです:)
PS
Blogの方は閉鎖なされたのでしょうか?

kojisato さんのコメント...

Poaneさん>「マダム英会話講座」!
確かにそちらの方が私にとっては実用的だわ:)
まだエディンバラ以外全くUKを見ていないのですが、
そのうちブリティッシュ、アイリッシュ、スコッティッシュ英語を
聞く旅というのも面白いですね。
ショーン・コネリーは、エディンバラの某ホテルで時々
滞在するそうです。生で見るとオーラが違うとか。
そんなに素敵な英語?
早速探してみよう:)

wendy さんのコメント...

私も「マダム英会話講座」を受講してみたい。

フランスにも訛りがあるらしく、すぐにわかるらしいが・・・。
それにフランス人からみたカナディアン・フレンチは「面白い」らしい。高低差のあるイントネーションが面白いらしい。ちょっと話がそれたけど・・・。

私は、自分の語学力に余裕ができたら「ブルトン語」を勉強したいって思っています。
日本で言う「アイヌ語」みたいな感じのオリジナリティーのある言葉を知りたい。

kojisato さんのコメント...

wendyさん>「ブルトン語」Pa-pandaが知っていました。
私もドイツではプラットといって北ドイツ特有の言語を
少しだけ齧りました。
「ブルトン語」は、ナント周辺の言葉なのかな?
フランスでも、パリのフランス語と南フランスのとでは大分
違うらしいですね。
フランス人同士で、パリの気取り屋…南の田舎モノ…なんて
言い合っているのも、第三者として時々面白いですよね。
どの国にでもそういうのってあるんでしょうね。
フランスのマダム社会もすごそう!