記念すべき「モニ様誕生日」。
そんな彼女一押しのイベントが…
毎年4月30日、エディンバラが一望できるCalton Hillにて行われます。
ではなくて…(笑)
起源は古来ケルト文化のBeltane(ベルテン)というお祭りより。
スコットランドやアイルランドを中心に北イングランドのこの地域には特有のGaelic(ゲーリック)という言葉があるのだけど、このBeltaneとはゲーリック語で「5月」を意味します。1年の四分の一が過ぎ、カレンダーは春から夏へ。
冬が長いこの地域、日照時間も長くなり人々も陽気に、そして植物もメキメキ育つこの季節に人々が願うのは「豊穣と多産」。
あらゆる災厄を収めてくれる炎をたいまつに乱舞するのは、シャーマンや戦士、クイーンやキング等々。
それぞれに赤、青、白、黒とカラーがあり体中をボディーペインティングしたパフォーマンサーが踊ります。
先に書いたようにこの地域に伝わる古来よりの伝統は、自然崇拝のキリスト教とはまた違った背景があり、キリスト教布教を機に長いこと異教徒のお祭りとして禁止されていたそうです。
ドイツでもTanz in den Maiといイベントが有名ですよね。
ゲーテの"Faust"で有名なWalpurgis(ヴァルプル ギス)での魔女たちの集会。これも夏の訪れを喜ぶ古来ヨーロッパの習慣。これが現代は、「若者たちが音楽フェスティバルやディスコで踊り明かす」というイ ベントとして各地で色々あったと思います。
さて、それがエディンバラで1988年小さなグループが始めたCalton HillでのBaltane Fier Festival。その後、エディンバラ大学やその他機関からの支援もうけて成長。なんと1万2千人が集まる一大イベントに!
現在は、Baltene Fire Societyによって企画運営されているこのイベント。
パフォーマンサーは、学生を中心としたボランティアです。
さて、7時半開場。9時半開始のイベント。
というモニの助言で、本当に開始2時間前からCalton Hillへ。
すでにパフォーマンサーの人たちは、役に入り込んでいて「これからはじまるぞ!」という雰囲気満々。
ちなみに、丘の上から日の入りも楽しめました:)
ソロゾロと、スタッフが人員整理。
メイン会場ともいえる、古代神殿Acropolisからドラムの音で祭りがはじまります。
この後、5箇所に別れた会場を一行が練り歩き、自然の神々や動物を象徴したパフォーマーがそれぞれ、古来の行事を遂行。
観客であるkojisatoたちもこの1万2千人一緒に動くことになるのだけど、ココもモニの機転で最前列がキープできる最終地点で待つことに。
いや~、これが長かった(汗)
丘の上だからずっと斜め立ちで、腰が痛くなった頃に各地点を回った一行がやってきました。
そして、観客もその輪に入ります。
今回はモニの簡単な解説等で見ていたkojisatoだけど、次回はもっとその背景も含めて楽しめたらいいなぁ~と。
しっかり着込んでいたけど最終的には結構寒く(汗)、立っているのもちょっと辛かったけど、行ってその場で体感してこそ!という感じのイベントでした。
その他、Beltane Fire Festival 2010の様子を収めた写真はコチラ→
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kojiczuk (kojisato & Pa-panda)