ドイツの秋は短い。今まさに一瞬に過ぎ去る「黄金の秋」の真っ只中。
ここ数日秋晴れが続いて、チラホラ見えていた紅葉が一気に色づきました。「紅葉」と日本語では「紅(べに)色」のイメージが強いけど、ドイツの紅葉は「黄葉(こうよう)」といった方がいいかな?
秋晴れの青空に黄色い葉が太陽の光を照り返し、まさに黄金色。今週は、自転車に、バスに、トラムに乗りながら、首を上へ上へと伸ばしていました(笑)
どこを歩いても「絵になる風景」に出くわし、その瞬間をカメラに収めたいのに、そんな時に限ってカメラを持参していないのが残念!ちなみに上の写真は、大学キャンパスより。
思わず「はぁ~」と息が出る景色に出くわすと、ついつい感傷的になります。
はかないドイツの秋は人を魅了します。思わず綺麗な落ち葉を拾って持ち帰ってみたり、絵を描こうと筆をとろうとしてみたり…そんな人はkojisatoだけでなないようで、秋限定「ホビー画廊」や「ホビー写真家」を見かけました。
「ドイツの秋」と謳っているけど、実はポーランドも現在「黄金の秋週間」中。Pa-pandaも、似たような風景を見て同じように感じているみたいです。
さて、そんな感傷的なkojisatoの涙腺を「秋」が刺激します。
新学期が始まる前に、色々と整理することがあってメールアドレスをはじめ連絡先をメモした手帳等から数人、もう便りを送ることも貰うこともない人たちの名前を削除しました。亡き人との別れ。
TVでもさらに秋の感傷を刺激するドキュメンタリー続出。脳腫瘍が発見された二児のお母さん(30歳)のドキュメンタリー。上の子が3歳くらいで、下の子は1歳半。子どもの成長を出来るだけ長く見守りたいという彼女の願いと、明日がまた来るのか解らない未来予測不可能な生活。なんだか五体満足なのに、文句ばかりの自分が恥ずかしくて、そして、自分自身、もしくは自分の大切な人が病に侵されたら…そう思うと、なんだか心細くなって布団の中でひっそり枕を濡らしていました。
とどめ(?)は、kojisatoが好きなドイツのデュオ"Rosenstolz"。テキストも二面性を持っていたり、綺麗なドイツ語を音楽にのせます。そのRosenstolzの新曲"Gib mir Sonne"(太陽をください)。PRビデオの設定が、先日少し話題にしたOstalgie満載のDDR(旧東ドイツ)が舞台です。
母を亡くした兄妹。妹がRosenstolzの2人に、「今年の夏はお母さんが海を見せてくれるって言ったんだ。海は太陽がもっと綺麗なんだって。」と言ったのをきっかけに、兄妹+Oma(おばあちゃん)を連れて、海へ向う旅へ。
ドイツは地理上、海は北にしかありません。西の北海。東のバルト海。目的はもちろんバルト海。kojisatoの暮らすロストックから市電で30分余りで着く場所です。旅の途中の景色、今でも残ってます。車は近年希少価値が出てきているらしいTrabbi(トラビー)ことTrabant。
たった4分半なのに、思わず微笑んだり、ホロリとするシーン満載です。あまり説明するとネタバレになるので、以下↓参照。
いや~、秋はどうもダメですね。涙もろくなります。
とらわれない。自由でいる。
3 年前
5 Comment:
ほんとに今ドイツはどこに目をやっても美しいですよね。やはり植わっている植物が違うから赤が少ないんでしょう。そしてドイツにはまだ古い建物がたくさん残っているから(ここは第二次世界大戦で街のほとんどが焼失してしまいましたが)また更に絵になるんでしょうね。
母にこちらの紅葉の写真を送ったらやはり「日本の紅葉とは違うねぇ、赤が少ない」って言ってました。
しかし残念なことにこちらは毎日雨ばっかりだしずっと霧がかかったり曇っています。だから美しさが半減…。まぁマインのほとりの街ですから。
ドイツの海なんてまだ一回も見たことがないので是非見たいなぁ。日本のとはまた違うんでしょうね。
私は普段テレビを見ないし(つい最近までなかった)ポップソングに全く興味がないのも相まって時代から取り残されてるのですが、Rosenstolzいいですね。オーケストラがバックだから、また哀愁を誘うんでしょうね。
それとおばあちゃんがいい味出してました。
しかし男性の方の声が全然聞こえませんでしたけれども、彼はピアノ担当なんですか?
kiki und noixさん>マインも水辺だから
きっと綺麗ですよね。
島国出身だからなのか!?、将来も暮らすなら
絶対に水のある町がいいですね。
海、日本の海とは違うけど、波の音を
聞くとやっぱりホッとします。いつか
北上してきてくださいね。まだ私がいる
間だったら、歓迎しますよ~。
こちらも今日は霧雨。
こうやって雨の日ごとに寒くなりそうです。
Rosenstolzの男性の方は、ドリカムの
中村さんみたいな感じなんでしょうね(笑)
わかります?
他にも素敵な曲結構ありますよ。ドイツ語の
歌詞は、「ちゃんと」作るときは
韻律とかなかなか奥が深いから是非
チェックしてみてくださいな。
kiki und noixさんは彼氏さんと一緒に
暮らしているんですよね?
Pa-pandaがいるときは、全くTV点けません。
やっぱり1人だと、ついつい(苦笑)
新学期スタートですね。
どうせ教授がまだUrlaub中で、それに
初日にそのゼミを取れたか知らされるので
明日から本格開始です^^;。
ドイツの大学は、本当に何人かの教授と
直接親しくなっておくのが一番ですね^^
(ちゃんとした連絡網も無いため、それが
一番手っ取り早い)
感傷の秋…何かあったんですか?
遠距離だと色々大変だと思いますが、
頑張りましょう!!
Rosenstolz良いですね。そういえば、
最近ドイツ音楽はさっぱりです。なんか
新SuperstarやPopstarなどで、あまり
音楽界に動きがないんですよね~
(東京ホテルもまだいるし…笑)
なんか長々書いてしまいましたが、
元気が無さそうだったので、Kopf hoch!
と言いたかっただけです^^;
珍しく暖かいドイツの秋を楽しみましょ!
PS)Rostock、そんなに海に近いんですか!
erdbeerさん>そちらは今がSchulferienですもんね。
となると、子持ちの教授はお休みが多いの
かもしれません。ゼミの履修登録は学期
開始の1週間前に、朝9時なら朝5時集合は
当たり前!の過酷なリストへの名前書き
戦争があり、これが毎学期恒例イベント
だったのですが、ようやく開放。
まだ古典的な方法を使ってます、ウチは^_^;
親身になってくれる教授がいると、本当に
力強いですよ。学生同士のネットワークも
あるけど、一番確かなのは教授のところ
ですからね。
感傷の秋…、秋ってちょっと人をシンミリ
させるよね?という意味だったのですが
ご心配をおかけしました。
色々身辺整理をしていたら、過去のもの
とかが見つかったり、タイミングよく
泣けるドキュメンタリーがあったりと
ホロリと来ていたのです。
Rosenstolz、"Liebe ist alles"も
好きです。
SuperstarやPopstar…ということは、
erdbeerさんもよくTVみますか?
最近ちょっとTVっ子でした(笑)
Rostock、"Studieren am Meer"が
大学の謳い文句なくらい、海近いですよ♪
過去ログの7月くらいかな?海の写真も
あります。
探してみてくださいね。
>秋ってちょっと人をシンミリ
させるよね?という意味だったのですが
そうだったんですか(笑)。
それなら良かったです^^!
>erdbeerさんもよくTVみますか?
最近ちょっとTVっ子でした(笑)
一時期全く見なくて、GEZに手紙を送って
「解約お願いします」とお願いしたら、
テレビとパソコンがある以上ダメ、と。
ですから、払っている分は見ますよ♪
夜はニュースなんかも付けっ放です。
コメントを投稿