2009-11-04

歌えないコンサート

先日、日曜散歩で概観だけ見たエディンバラのコンサートホールUsherhallで行われたコンサートに行って来ました。

名づけて...

The Songbook of UNSINGABLE Songs

歌えないソングブック

こんな風変わりなコンサートは、音楽家Stephen Deazley率いる音楽プロジェクト"the BREWOUSE"の一環。2004年に成立したという、新しいからこそ斬新な音楽を発するこのプロジェクト、UKでも新メディアや教育の面で注目を浴びているそうです。

はて、教育?

今回のコンサートで、特にそれが分かるのでは?

詩人Matt Harveyとのコラボで発足したプロジェクトパフォーマンス"The Songbook of UNSINGABLE Songs"は、エディンバラとグラスゴーのいわゆるコーラスグループから集まった250人の子供たちが、Harvey氏の作った言葉遊びに近い歌詞を、the Brewhouseのバンドの音楽に乗せて歌うという趣旨。

見たところ、10歳前後の子どもたちかな?

普段はオーケストラコンサートが行われるような格式あるホールに立って、プロの演奏に合わせて歌う、しかも世界プレミアの音楽!というのは、なかなかない機会でしょう。

スタートを切った第一曲目"The Songbook"では、Brewhaha, brewhaha(ブルッハッハ ブルッハッハ)と面白いフレーズではじまり、お猿のパフォーマンス。

お猿といえば、マナーのある猿の歌...なんていうのもありました。

観客のほとんどが、家族。

そんな中に紛れ込んだkojiczukですが、とっても楽しめました。

UNSINGABLE(歌えない、歌いにくい)というだけあって、パンフレットを読み返してみると舌を噛んでしまいそうな歌詞:)

途中、小休憩に詩人Matt Harveyが詩を朗読。

kojisatoとしては、大好きな五味太郎氏の詩に似たテンポある言葉遊び。

その中で、イモ好きPa-pandaが感激したのが、このポエム。

【引用先】The Whole Potato

The Whole Potato

I love the whole potato, skin and all,

the poe, the tay, the toe, it's criminal

to throw even a bit of it away

say, whoa! say hey! say whoa! hey whoa!

don't throw away the poe tay toe

do not betray the poe, the tay,

you know it's not the way to go, no way

you must be true to toe poe tay

to total poe and tay and toe,

the toe and tal of total too,

but not the be the tray the al

of betrayal, stay with the bee, the ing,

of being true, don't be the crim

the in the all of criminal

but love the whole po-ta-to, skin and all

※リズミカルに読んでみてください。

照れてTシャツを掴みながらモジモジする子。自己流でリズムをとる子。髪の毛ばかり気になる女の子。家族を探して、手を振る子。

250人がそれぞれだから、そんな子どもたちを観察するのも楽しかったです。

I love the whole Potato!

と、叫ぶPa-pandaに、今日の夕飯はコロッケ。

皮は...こっそり捨てます(笑)
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kojiczuk (kojisato & Pa-panda)

2 Comment:

poane さんのコメント...

カワイイ!I love the whole Potato!ってポーランド人だったら誰でも叫びそうです。でもこの詩、早口言葉みたいで舌噛みそう!

kojisato さんのコメント...

poaneさん>確かに!ドイツ人とポーランド人の愛唱歌
になりそうですね(笑)
ちょっとテンポをつけて、ラップにもなりそうな感じ。
詩人の彼、ライブトークではとてもシャイなイメージなのに
ポエムを読むときのテンポ間...
ドイツ語と違って足取りの軽い言葉だからこそ、また
違う楽しみがありそうです。