2008-12-31

腰を抜かして年越し-後半-


Silvester Patyの会場は、なんとkojisatoが前に住んでいたアパートのご近所さんでした。一人暮らしとは思えない、ものすごく大きなアパート!参加者年齢が、kojisato&Pa-pandaの一回り弱くらい上だけあって、「あー、これがステイタス」ってものなのね…とちょっと遠い目。


ホストであるカティアお手製のラム入りポンチの隣に、kojisatoお手製の「いつものポンチ」


思いっきり、危険です(笑)


計12名。参加者の中に、Janaが3人。Anjaが2人。同じ名前が行きかうなか、初対面ながらもすぐに溶け込ませてもらったkojisatoたち。まずは、腹ごしらえをしてから、ゲーム大会!


それぞれオデコに紙を貼って、そこには自分以外の人が書いた「有名人物」の名前が…

それを、言い当てるというゲーム。


「私は男ですか?」

「私は人気者ですか?」


と、自分についての質問をして、YESなら次の質問へ。NOなら、次の人へ。

ETと書かれたマルティン。自分が人間であるかどうか、疑心暗鬼(笑)


まったり、飲んで、食べて、おしゃべりして…


年越しのカウントダウン前に、港へスパークリングワインを抱えて移動。


ロストックでは、港町らしく(?)、カウントダウンの瞬間に皆が港に集まって花火を打ち上げます。


もちろん外はマイナス気温。タイツに厚手のソックス。頭に布を被せて、耳あてをして、さらに帽子を被ったkojisatoは首が回らないほど完全防寒です(笑)


そして、恐ろしい爆音だらけの現場。


半泣きで、腰ぬかして、固く身じろぎもせず目だけキョロキョロしていたkojisato。頼れるのはPa-pandaの背中!と思った瞬間…


年越しのカウントダウンと、爆音が絶頂の最中ヤツはカメラでビデオを撮るのに夢中でした(泣)


スパークリングワインで乾杯して、お互いにハグして、新年のご挨拶。

再びカティアの家に戻って、まったり…していたら、眠くなってきました。


そういえば、事前に昼寝をしようと思っていたらウドンに一生懸命でタイミングを失っていたんだ。


爆音がようやく少なくなった、深夜2時過ぎ。部屋に戻ったら、バタンキュー。あー、でもウドンも大好評だったし、他のご飯も美味しかったし、皆、優しい人だったし(あんな大人になりたい)…、すでに社会人で学生のkojisatoたちとはちょっと違うステイタスの人をみて、新年のスタートへの良い刺激になったのでした。

腰を抜かして年越し-前半-

日本のしんみりとした「行く年来る年」と違って、ヨーロッパの年越しと行ったら…


テロリストが町中にウロウロ...


としか見えないのは、kojisato、爆発音が大の大の大苦手だから。


小学校の運動会で、「位置について、よーい…ドン!」と駆け出す時もドン!が怖くて腰抜かしてスタートから周回遅れ。


そんなkojisatoにとって、町中の老若男女が爆竹や打ち上げ花火をする大晦日の恒例行事は心臓バクバクの半端じゃない恐怖なのです。


な・の・に・・・


一丁前にSilvester Paty(年越しパーティー)には参加したくて、Janaの友人Katja宅での年越しパーティーに参加することにしました。


「参加することにしました」というのは…実は、ギリギリまで誰と年越すか決めていなかったkojisato&Pa-panda。5件ほどお誘いがあって、その後も連絡がちゃんとあったJanaのパーティーに参加することに。


持ち寄りで、kojisato&Pa-panda「年越しそば」ならぬ「年越しうどん」に挑戦しました。


レシピはこのサイトを参考。うどん粉という指定の代わりに、薄力粉と強力粉を半々に計量して中力粉にしました。


粉に食塩水を混ぜて、こねて、伸ばして、切って、出来上がり!


と言ってしまえば簡単だけど、これまた塩分を含む生地が水分を失ってどんどん硬くなる!


そこで大活躍なのが、Pa-pandaの体重!


「うどんダンス」をココで披露です(笑)


足踏みに半時間以上、生地を寝かすのに2時間。日本だったら、スーパーのどこの棚にもお買い得にあるんだけどね…ココだと、乾麺はともかく生めんはそうは行きません!


でも、愛着の出た手打ちうどん。


WGレギュラーのマルコも一緒に、完全防寒で会場に向かったのでした。

(腰を抜かして年越し-後半-に続く)

2008-12-30

ウィーーーーー♪初挑戦

Kojisatoが幸運なことに、ゲーム関連に全く興味がないのは…


弱いからです。


Kojisatoが小学生の頃、ちまたにはファミコンやゲームボーイが大流行。


って、どこの家にでもあった訳ではなく、ファミコンを持っている家庭に友達が集まります。Koji-mamaは、そういったものにあまり関心しない人で、当然我が家にもファミコンなし。だけど、「みんなが持ってる」ファミコンに興味があったのです。


そして、その日は訪れた…

スーパーマリオの1面(だっけ?)のスタートシーン。


Kojisatoは思ったのです。あのキノコをGetで、ポイント!


進行方向のボタンを押して、マリオが猪突猛進の勢いでキノコへ。再び、スタート画面へ。


そして、キノコへ再度突進!


そんなことを3回くらい繰り返したら、Game overの単語が分からないkojisatoにも一目瞭然。Kojisatoの出番は終了。


その後、5人近くkojisatoの後に待っている輩に、コントローラーを手放さなければなりません。

すでに上級(?)で、手馴れたようすでクリアしていく友達の後ろで


ものすごくツマラナイkojisato


それ以来、ゲーム商品にはあまり興味をしめさなかったのです。


それが、近年ドイツにも上陸したWii。ヨガが出来るとか、ボーリングが出来るとか…

ちょっと気になっていたのです。


前日ピザを一緒に食べたマルコ。さすが、InfomatikerPlaystationだって、Wiiだって、なんでもゴザレ。興味津々で、kojisato&Pa-panda初ウィーーーーーーーー!です。


面白いね~。すごいね~。

というのが、感想。

ボクシングが特に面白かった。


最近のゲームって、普通に○万円とかするけど、コレならちょっと欲しい。

そのうち、自宅でジョギングとか筋トレ、フィットネスとかあったらいいのになあ。欲しい!と言っても、向こう数年は入手出来ないだろうから、それまでにさらなる開発を頼みますよ、ニン○ンドーさん!

2008-12-29

まだまだ食べます


毎日タラフク食べて、毎年のことながらクリスマス後の一言…

「しばらく粗食でいいね。」

とはいかない、kojisato&Pa-panda。

ピザを二日前に食べたのに、今度は自分たちで作ることに。

2人でピザ=明日も明後日もピザ…となちゃうから、助っ人を呼ぶことに。

同じく28日にロストックに戻ってきたマルコ。一声かけたら、即答でやって来ました;)

生地作り担当は、Pa-panda。今回Blogをまとめて書いているから、予告になっちゃうけど、この日を境にPa-pandaのもっぱらの仕事は、小麦粉をこねることに。

サラミもツナもトマトもパプリカも…乗せたいものを何でも乗せて、オーブンへ。

お・な・か一杯…

と、布団に倒れるPa-pandaとkojisato。まったく学んでいない二人なのでした。

2008-12-28

ポーランド鉄道6時間食堂車の旅

クリスマスも終了。

クリスマス休暇は、1月4日まで続くけど、社会人は大晦日までの中日に出勤する人もいます。だから、クリスマス後の日曜日にあたるこの日、電車は満杯状態!!!!

電車の座席を予約出来るシステムになっているものの、kojisatoたちが駅の窓口で問い合わせたとき(27日)は、予約不可!


コンパート席が多い車両。座席が取れなかった人は、廊下に「居場所」を見つけます


「なんとかなる!」というPa-pandaに、kojisatoは乗車前からブルー。


だって、ワルシャワからシュテティンまで6時間だよ!


Pa-pandaの「なんとかなる!」という作戦は、食堂車への潜入。そこなら、席もあるしワルシャワからなら絶対に大丈夫!と言い張るのです。


で・も・ね…


考えることは皆同じ。


食堂車(一車両)を目掛けて、人が集まります(汗)


大きな荷物を任せて身軽なkojisato、ラッシュアワーで鍛えた席とり合戦の本領発揮です!


って、運良く席が取れました。大荷物を机の下に積んで。


一向に空く気配のない電車。食堂車は満席。


そんな中、コーヒーをチビチビ啜って、ジュースを買って、お昼ご飯を食べて…6時間粘りに粘ったのです。


コンパートメントよりも、机があって良かったねえ♪


なんてPa-pandaはノンキに嬉々としていたけど。次回は絶対に早期予約!!!!


ポーランドの電車は、正直ドイツの電車に比べてものすごく旧型です。そして、恐怖のトイレ。

それだけでも、長期の電車移動は色々な意味でブルーなのだから!と、Pa-pandaに訴えに訴えたのでした。


その後、シュテティンからロストックへの移動3時間半は、グループチケットの同乗者を見つけて一人5ユーロで快適な旅に。


長かったような短かったようなポーランド滞在。やっぱりkojisatoにとっては、ロストックが我が家なのでした。

2008-12-27

飛ぶ寿司

Pa-pandaの弟のマンションは、ある意味家族の集合場所になっている。

ワルシャワという立地に、翌日ワルシャワからロストックへ戻るKojisatopa-pandaは一泊。同日、家族皆でワルシャワの劇場に行くということに。去年はバレエ「くるみ割り人形」。言葉のないバレエだけあって、一緒に行ったけど、今回はコメディなのでPa-pandaとお留守番。


日本から持ってきた散らし寿司の素の出番が登場!


クリスマスのコッテリ料理に飽きた皆に寿司を作ることに。


ご飯を慣れないながらも鍋で炊いて、混ぜご飯完成!ガラスのグラタン皿に入れて、薄焼き卵の千切りやサーモンでデコレーションまでして完成!


さて、あとは暫く置いておこうと寿司の入ったお皿を…


つるっ





kojisato、前方に投げてしまいました(大汗)


スローモーションで寿司が飛ぶ。ガラスが割れる…



ご飯がこんもり山になった部分を救って救済処置を試みるも、ガラスが粉々になって断念(ここで殺人犯になるわけにはならないし)。


不幸中の幸い!?で、ご飯の炊く量を間違えていたkojisato。寿司の素があと一袋とお米は半パック。

もう一度、泣きながら散らし寿司を作って、ボール状に握りました。


劇場から戻ってくる皆の夕飯が突然無くなってしまった…ということで、宅配ピザを注文。

おばあちゃんの口にはちょっと合わなかった寿司。かえって、ピザの存在が功を奏したみたい。

少ないながらも作った寿司を刻み海苔と一緒に美味しい美味しいと言ってくれた家族に感謝。


同日、再び戻るキリルチュク一家。今回は、結婚式の話をしたり、他にも色々もっと親密になった。何

よりもkojisato自身が、家族としてちゃんと参加しようとしたクリスマスでした。

Pa-pandaナシでも、遊びに来てね~、と言ってくれたママチュク。


ちょっとお別れは、シンミリしちゃうね。今回も、本当にどうもありがとう。

2008-12-26

クリスマスはまだまだ続く

24日に一日だけ「断肉」。それから、再び肉アタック!


この日はディナーに、お隣さん(車で5分)とオジサンがやってきて、ママチュクのimieniny (名前の日)をお祝いしました。ポーランドでは、お誕生日以上にこの名前の日が重要だったりとかする。これも、カレンダーに毎日聖人の名前が書いてあって、そこから由来しているから、キリスト教からの習慣。

キリルチュク家とキリスト教って、koji家をはじめ日本の一般家庭の、仏教&神道&キリスト教何でもお祝いしちゃう感じに似ています。


肉アタックは、ポークのトマト煮。これが、日本の中華料理(分かる?)みたいで美味しい!と調子に乗って食べていたら、やってきましたENTE!カモが二匹、丸焼きです。


〆は、ママチュクの知り合いが作った巨大ケーキ。


美味しいけど…降参です(笑)

もぉーーーーーーーーー、しばらくご飯いらない!


と、限界がきたところで2008年クリスマス終了。

体重計にはまだ乗っていない。

2008-12-25

適当信仰!?

日本のお正月みたいに、一大イベントが終われば残りのクリスマスはマッタリ。

Pa-pandaの姪っ子ちゃんナタルコが貰ったLEGOで遊ぶことに。

一番真剣なのが、もちろんkojisato(笑)

こんなの作ってみました↓

ポーランド人だし、クリスマスだし、教会とか行かないの?って???


教会、「とりあえず」行ってきました。


ポーランドといえばカトリックの国。国民の90%以上が敬虔なカトリック教徒だと言うけど、キリルチュク家はkojisatoに「教会行きたい?」と聞いてきます。


外は寒いし、「kojisatoがどーーーしても!」っていうなら、教会に行こうか…って魂胆です(苦笑)。


Kojisatoも、無宗教に近いので、「まあ、皆が行くなら付いて行く」とどっちつかずの返事をして、結局は家族の中で、多少真面目に信仰しているA-taと一緒に教会へはやり行くことに。


ちなみに、パパチュクは寒いし面倒…とパス。


友達に、「Pa-pandaはポーランド人だし、教会で結婚するの?」


なんてよく聞かれるけど、イヤイヤ。


でも、国際カップルで宗教がハードルになる人もいるというから、適当なキリルチュク家族でちょうど良いみたい。


25日がクリスマスなのに、なんだかあまり思い出せない日(汗)

2008-12-24

クリスマスディナー

まずは、Barszcz(バルシチ:ビーツのスープ)に、Pierogi(ピエロギ:ポーランド風の餃子、ここはキノコ入り)が登場します。このバルシチ、実は最初は「土の味がする…」とあまり好きじゃなかったのだけど、年々なぜか病みつきに!?


これが、前菜になります。

そして、メインディッシュは…お魚!

前日、一緒に買いに行った食用コイとニジマスのフライ。

                   


ポテトサラダ、bigos(ビゴス:サワークラウトの煮込み。ここでも、肉の代わりにキノコ)、Fasola(ファソラ:豆)が付け合せに。


   


  

自家製のKompot(コンポト:果物を煮込んだ飲み物)と、自家製ワイン、自家製ウォッカも勢ぞろい。


もともと「自家製」のものが多いキリルチュク家。いずれも、本当に美味しい。

お腹一杯になったところで…

プレゼント解禁!


ドイツでもだけど、日本で慣れ親しんだクリスマスと違ってアレ?と思ったのが、クリスマスプレゼントを24日の夜にもらうこと。25日の朝に枕元にプレゼントを見つける…ってことはないんです。だから、サンタさんの存在をどのくらいナタルコが信じているかは不明(汗)


kojisato、ママチュク&パパチュクからワンピースをもらいました。Pa-pandaからは、念願の湯たんぽ!でも、Die Mausならぬ、真っ黒な…耐熱プラスチックに天然の藻が入っている不思議な湯たんぽ。そして、Pa-pandaの妹A-taからは、ポーランド語の絵本!これが読めるまで、あとどれくらい時間がかかるのだろうか…(汗)

kojisatoたちのプレゼントも喜んでもらって良かった。

これで、今年のクリスマスイブも無事終了。Kojisatoにとっては、これで一大イベントを終えた気分。

でも、クリスマスって25日なんだよね。まだまだ続きます。

ポーランドのクリスマスのウンチク

クリスマスイブ。聖夜や、やはり特別な日。


お肉は一切食べず、魚を食べます。


女性が家を訪問することは、不幸をもたらすということで好まれません。


ケシノミのケーキは、この日に家族と食べると金運Upするとか…


とにかく、そんな色々なポーランドの「へぇ~」を、ママチュクが教えてくれました。


今回、初めて一家のお墓へ。個人墓が多いヨーロッパですが、Pa-pandaの家は家族墓でした。そこにクリスマスのデコレーション。墓石の上に、黒服のサンタクロースが電飾ギラギラのクリスマスツリーに乗っているのもありました。それにはちょっと趣味が悪いとビックリ!


クリスマスツリーの販売もこの日が最終日。市場で一番に全ての木を売りさばいたPa-pandaのパパチュクがいつもより早めに戻ってきました。


さて、今度は自分たちのクリスマスツリー。なんてったって、ツリーだけは豊富にあるから選び放題。


リビングルームに存在感のあるツリーが登場すると、一気にクリスマスモードが高まります。これを、Bombki(ボンブキ)というオーナメントボールや電飾で飾ります。中には20年ものの古いオーナメントもあって、なんだかチャンポンなんですけどね…(汗)


これを飾るのが、姪っ子ナタンコとkojisatoのお役目となっているわけです。


ツリーも完成した頃、ママチュク曰く一番星が輝く頃にクリスマスディナーが始まります。


この日は、遅めの朝食以外の食事がなくて、お腹ペコペコ。


食卓に着く前に、教会で買った白いオブラートをそれぞれ手に持ってお互いに分けながら幸運を祈ります。ちなみに、ペット用はピンクのオブラート。


そして、クリスマスディナーの開始!(つづく)