2011-03-21

子どもたちからの提案

日本人主催だけではなく、あちこちで今回の東日本大震災に対しての募金活動が展開しはじめています。

毎週月曜日、kojisatoの研修する小学校では朝礼があります。

kojisatoの記憶にある朝礼は、全校生徒が校庭にビシっと列をなして集まって、校長先生が朝礼台へ。深々と毎回おじぎをして、長ーーーーい話を聞く。

中には、貧血でクラリと来てしまう子がいて、本人にとっては具合が悪くてクラリと来ているのだけど、クラスメイトや先生に付き添われながら「大丈夫?」と扱われるカヨワイ子がちょっと羨ましかったりとかして…(苦笑)

こちらの朝礼は、会場は体育館。

低学年はマットの上にあぐら(体育すわりってコッチにもあるのだろうか…)。

すこし学年が上になると、椅子に座って、前方にはスクリーンがあります。

皆の人気者と言っても過言でない校長先生。校長先生の進行で、先週一週間の様子から「ガンバッタで賞」を貰った子を紹介、そして、お誕生日の子も前へ。Happy Birthday♪なんて歌います。

それから、順番に担当したクラスが紹介した歌を皆で合唱。これまた、スコッティシュの歌で面白い。

…と通常通りの朝礼が続いたのだけど、高学年から数名、皆に提案したいことがある!と校長先生が切り出しました。

全校生徒の前に立つ高学年の子4名。

なんと、日本での被災状態を見て、何か出来ないか!と、今週の金曜日に募金活動をすることを告知しました。

スコットランドを含めイギリスはチャリティーが文化として根付いている国で、募金するきっかけに何かアピールすることも多いです。例えば、その日は皆で赤い服を着よう!とか…

今週の金曜日、皆で帽子を被って登校。そして、それぞれから50ペンスの募金を!とアナウンスされました。

この子たち、日本とは全く関係ないです。そして、すべて自主的に思いついたとか。

全校生徒で、黙祷も捧げました。

たかが50ペンス、されど50ペンス。

これは、みんなの大切なお小遣いからの募金です。

遠く離れた日本で被災し、現在窮地に陥っている人を何とか助けたい…

朝礼で、ちょっと泣きそうでした。

募金というものを、今まで集める側として捉えた事がなかったので、例えば赤十字に募金して被災地への援助にと委託したとしても、UKの赤十字か日本の赤十字かによって集まった募金の詳細が違うのではないか?いかにして一刻も早くこの募金を実際の形として被災地に届けることが出来るのか…そんな疑問も出ているようです。

ただ、募金という活動事態が、例えば自分たちが直接現場に行って出来ないことを信頼して委託するひとつの形であり、それを集める人、運営する人、そして現地にて実際に活動する人、本当に色々な人に感謝…というのが本来の目的だと思います。

金曜日に子どもたちが自宅から握ってくる50ペンスのコインも、他の募金と同等に重く、貴重なもの。

そして、それがいかに現地で活用され一日でも早く被災している方の厳しい状態を緩和出来るかは、本当に祈るばかりだと思います。
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kojiczuk (kojisato & Pa-panda)