2010-05-19

エディンバラで落語

昨日は、Pa-panda、モニ、kojisatoの3人で「落語」へ行ってきました。

エディンバラで「落語」!?

なんと在エディンバラ総領事館主催で、桂米團治氏を迎えての落語公演があったのです。

偶然見つけたこのイベント。早速、kojisatoが知る限りの在エディンバラ日本人にクチコミ(笑)

最近知ったのですが、エディンバラはスコットランドで日本人在住者が一番多いらしく、450人近くいるそうです(驚)

kojisatoの知る限りの日本人って…片手で数えられるくらいだ(笑)

ということで、会場には日本人のお客さんもたくさんいました。

kojisato、実は「落語」を見たことがありません。

だから、「落語ってナニ?」っていうくらいの超・初心者。

落語っていうのはいわゆるStoryteller。語り部なんですね。
お客さんの前で座布団の上に座り、手、表情、そして扇子と手ぬぐいを巧みに利用して一人2役や3役を務め、声の調子や動きで、話の場面を作り上げる。

会場設定。雰囲気出ているでしょ?

まずは「落語入門」と、例を交えて説明してくれました。

大きな家の暖簾をくぐって「お~い」と言う場合と、小さな家の暖簾をくぐって「お~い」と言う場合…

なるほど、なんとなく場面が見えてきた!

そして、絶対に座布団から離れない!

膝立ちまでにはなるけど、それ以上は動かない。それなのに、もっと大きな動きが見えるから不思議です。

パフォーマンスは「英語」!

落語を英語ってどうなの?って想像出来ず、字幕でも用意するのかと思ったら…

本当に「英語で落語」!

喋り方に抑揚をつけて、メロディーのように進められる語り部。相当の練習があったと思います。

そしてプロ!抑揚のつけ方とか、体の動きをタイミングに英語なのに、その語り口がしっかり伝わってきました。

お弟子さん(息子さん?)の桂團次郎氏も登場。彼、1988年生まれとあるじゃないですか!

ということは、22歳くらいですよね?「英語の落語は今日が初めて」と言っていたけど、ハッキリとした声でとても判りやすく、さらには笑わせてもらいました。

万国共通の笑いの原点というか、国籍関係なく一緒に笑えるっていう会場の和気藹々とした雰囲気が楽しかったです。

そして、落語、今度は日本でも見てみたいですね。

そして、公演終了後…多くの観客が「待ってました!」と向かったのがレセプション会場。

このイベント、フリーイベント。なおかつ、寿司&ワインがレセプションで出る!と事前情報あり。
kojisatoたちがいたポジション(笑)

プラスティックのトレーに敷き詰められた巻き寿司。それが、テーブル一箇所に3皿まとめてあったのだけど、寿司のトレーが回されて、回されて、右往左往。

kojisatoたちは、人ごみに流されて気づけば寿司の横で待機することになり。まずは一個。

そして、移動する寿司が戻ってくるたびに、立食状態の会場で呑気に着席して、さらにはワインのボトルキープまでして楽しんでいました(笑)

たまたま隣にいた、スコットランド人のオバサンと会話をはじめたkojisato。

なんと20年間日本に滞在したカロリーナ。旦那様は日本人で、11年ほど前にコッチに戻ってきたのだとか。

kojisatoの経験などチッポケだと感じるくらい、色々な体験談を聞かせてもらいました。

その中で一番耳に残ったのが、'Symphony of culture'

World Peaceという団体で活動しているという彼女。外国人としての海外で生活、そして、多国籍な環境での生活…そういったことをひっくるめて、「オーケストラの演奏でどのパートも必要で、それが一緒に奏でるからメロディーになる。」という言葉に共感。

とても素敵な出会いでした。

そして、kojisatoの横で同居人モニも大盛り上がり。

日本人の女の子と知り合いになった彼女。今度、我が家でパーティーするわよ!と大張り切り。

「こうやって新しい人と知り合っていくって素敵じゃない!」というモニ。

確かに:)

最後の最後まで会場に残ったkojisatoたち。ワインの酔いもいい感じで、帰宅後も、その日の興奮をシェア。たまには、こんなイベント参加も楽しいですね。

次回は、9月。同じく在エディンバラ総領事館主催でピアノコンサートがあるらしい。
告知のビラを見てビックリ!そこにはポーランドと日本の国旗が!
日本人ピアニストによるショパン演奏。再び3人で是非参加したいと思います。
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今日もご訪問、だんけっけ!
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今日もHappyな一日になりますように!
kojiczuk (kojisato & Pa-panda)

6 Comment:

poane さんのコメント...

英語で落語!?これは相当語り慣れてないと伝わらないですよね。スゴイ!ちょっと生徒に見せてやりたいなぁ。YouTubeで探してみよーっと。こうやって文化交流の場があるって楽しいなぁ。いろんな人と出会えるのも醍醐味だし。
次は日本人ピアニスト!!まさに日ポ共演の極みですね。楽しみです!

wendy さんのコメント...

『落語』を生で見るのもいいけど、ラジオとか『音』だけで聴くと自分の想像も重なってかなり面白い。
表現力の豊かさに驚くよね。
何か食べ物口にしているときの音がリアルだったり・・・。女性のしぐさが妙に上手かったり・・・。楽しい。

英語で落語って言うのは、すでに何年か前からか数人の落語家さんたちが日本の寄席でやっていたような気がします。
演目内容は違うけど、ロンドンとかでイッセー尾形さんが独り芝居のパフォーマンスやったりしていなかったかな??
結構、日本人が外国語でがんばる姿ってやる気と勇気をもらうよね。

新しい出逢いって楽しいし、刺激になるね。モニ様にも新しい友達が・・・
これからの総領事館主催のイベントが楽しみだね。

michi さんのコメント...

英語の落語、行ってらしたんですね!案内がきて、面白そうだなと思いつつも、もちろんいけるはずがなく、どのくらいのお客さんが来たのかなーと思っていたのですが。。。。盛況だったようですね。今度は、ピアノコンサートもあるんですね。どなたがピアニストとしていらっしゃるのかな?今から楽しみですね!

kojisato さんのコメント...

poaneさん>↑wendyさんのコメントにもあるように、英語で
落語の試みは結構前からあったみたいですね。
そして、発祥はエディンバラフェスティバルだったみたいです。
私も知らなくて、本当に英語で落語?と思っていたら…
色々な意味で勉強にもなりましたよ。
表現する、伝えるが仕事の職人の方の語り部が、
外国語を話すにあたってのヒントになるかな?と。
日ポ共演、今から楽しみ。

kojisato さんのコメント...

wendyさん>wendyさんは落語通?
そっか、ラジオでも音だけで楽しめるんだね。
歌舞伎も最近初めて見たし、日本芸能の疎いかも。
今回、英語だったからアリなのかな?と改めて
英語でラッキー♪って思ったよ。
ドイツだからドイツ語でお願いします!って頼めないしね。
やっぱり国際語英語なのか…と思ってしまったよ。
ちなみに、今回客演してくれた桂米團治さんはドイツ語
が話せるらしい。芸達者ってこういうことなんだろうね。

kojisato さんのコメント...

michiさん>michiさんの所には案内が来たんですね。
領事館から?一度イベントに参加すると自動的に
メールが来るのかな?
会場、満席でした。
次回、ピアノコンサートの時には一時的にベビーシッターさんとか
頼めそうですね。
ちなみに、ピアニストの方は神戸出身の平原まさゆきさん
だそうです。ショパンの他にもオペラ座の怪人等、
色々披露してくれるとか。
8月20日から申し込み可能みたいです。