昨日のズッキーニ料理の買出し。普段は行かないスーパーの方面へ。
どうやら木曜日はMarkt(市場)の日らしい。駐車場に八百屋や魚屋、肉屋等の屋台が並び、賑やかでした。
そこで発見したのが、この「桃」!
なんかペチャンコにされたような容姿。
Berg-Pfirsichと名づけられていました。直訳で「ヤマモモ」。
でも日本のヤマモモと全然違う。
実はこのペチャンコ桃、以前にも他のMarktで見かけたことがあって、値段の書かれたカードに
"Schmeckt besonders!(特別な味がするよ!)"って書いてあったのです。
ベトナム人が営む屋台だったので致し方ないけど
Schmeckt besonders GUT!(特別に美味しいよ!)
とも
Schmeckt besonders SCHLECHT!(特別にまずいよ!)
とも続けられる文面。
(注)Gut= good, Schlecht = bad
どう特別なのか、ちょっと気になっていた一品との再会。
早速買ってみました。
実は白くて、もっちり(?)。でも、ネクタリンとかアプリコットが桃として主流なドイツ。ちょっと日本の桃に近い味が!酸味がなくて、優しく甘い味。
その正体は…
この蟠の字が読めなくて検索(恥)。意読で「わらじむし」という意味もあるらしい。まあ、ペチャンコだし?
蟠桃は、中国原産の桃だそう。『西遊記』に登場する孫悟空は蟠桃園の中でも3000年に1度実る桃を食べて不老長寿になったそうな。
なんだか有難いなあ。
今日は一日中悪天候。窓掃除のタイミングを再び逃しました。
ニコルと2人でこのペチャンコ桃を食べて、不老不死になりましたとさ(笑)。
【追考】
ここ数年、ドイツの普通のスーパーに並ぶ果物や野菜の品揃えが豊かになってきました。昔は見かけなかった南国の特別な果物や、アジア特産のものとか。ドイツ人って、基本的にはドイツ料理とパスタが好きだけど、最近の「SUSHIブーム」とか、とにかく食のバリエーションがようやく広がってきたのかも。
って、日本みたいにまさに多国籍でなんでも食べちゃう、作っちゃうっていう国は意外と珍しいそうです。
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