2009-02-28

叱るメリハリ

幼稚園でのインターンシップ、風邪で一週間お休みしたせいもあってあっという間に折り返し地点です。

密かに叱ることの意義と叱り方の研究をしているkojisatoですが、今の時点で分かり始めたことは、

メリハリ

です。

デボラもマリオンも、とっても優しい先生ですが、叱るときは突然「オニの様相」!?

【例1】
A君がB君を叩きました。B君、大泣きでマリオンのもとへ。

マリオンはA君に「すぐココに来なさい!」とピシャリ

どうしてケンカが起きたのか原因究明。

順序立てて聞けば、子どもでもちゃんと説明出来ます。

事のはじまりは、A君が持っていたオモチャをB君が取り上げるかのごとく取ったから。

だから、A君が叩いたのですね。

喧嘩両成敗。

誰かが持っているオモチャを借りたいときは「一言」

みんなのオモチャは、皆で遊ぶ。

「分かった?」と聞いて、分かるまで説明。最後には、お互い手を出して和解。

事態は「オモチャ一つ」だけど、オモチャを大人がケンカする何かに入れ替えてみてください。

こんな和解、なかなか難しくないですか?メディエーションのような感じです。

【例2】
みんなで輪になって、唄ったり、踊ったり...

集中力散漫で、全く違うことをしている子。おしゃべりに夢中な子。

ここでも先々、ピシャリ

幼稚園には、幼稚園の「規則」があります。

まず、みなで輪になっている時はオモチャを手にしないこと。別個の箱があって、そこに人形やらが回収されます。

今は、歌の時間。

歌っている他の子を邪魔するような子は、輪から外されて向こうの椅子に座って反省。

kojisato、最初は可哀想かな?と思ったのだけど、輪から外されて一人ぼっちにされるって子ども心にも恥ずかしい。

冷却期間が、子どもが「自分で分からせる」時間なのです。

もちろん、再びまた輪には戻れます。

【例3】
お昼ごはん。

食事の開始は、お食事の挨拶で。

食事中は、オシャベリではなくて食事に集中させます。

オシャベリが伝染して、先生の声も聞かずにうるさくなったとき...

デボラが、オタマで机をピシャリ

子どもたちも一瞬で様子を悟った様子で「シーン」


いずれもですが、「ピシャリ!」がポイントなのかな?とkojisatoは思うのです。

育児経験者ではないけど、「叱る」って本当に難しくてベテランの先生を見ながら現在勉強中です。

さて、そのつたない私の観察力から見ると...

ドイツの幼稚園の先生、メリハリがしっかりしています。

怒るときは、威嚇?ってくらいバシっと怒って、褒めるときはしっかり愛情を注ぎます。

叱り方も中途半端だと、叱られているほうも余計相手のスキを狙ってワガママを通しちゃう。

毎日20人近い小さな個性を見ているけど、本当にそれぞれ。年齢も2.6歳から6歳まで離れているから、自己主張も理解度もそれぞれ。

子どもは確かに大人よりも言葉たらずの部分があります。でも、(多分ドイツの子は日本の子以上に)自分の意志を通そう!という意地な大人顔負けです(笑)

大人も子どもに叱ることで例えば、「今はオモチャで遊ばない」とか「相手を叩かない!」とか道理を通そうとするけど、子どもだって「今はオモチャで遊ぶんだ!」、「相手が○×したから叩いたんだ!」、それはそれは必死です。

だからこそ、大人側が中途半端だと子どもは賢いですよ~。

子どもが泣こうが、とりあえず一通りハッキリと分かるまで説得。これは大人側もなかなかエネルギーの必要なことかもしれませんが、子どもはここで大人を試しています。

現にkojisato、研修員の新米でソレを試されている時を時々感じます。


kojisatoは幼稚園で、子どもとの対応に困った瞬間koji-mamaを思い出します。


「そういえば、お母さん何をした?」

koji-mamaがパーフェクトなお母さんだった!ではなくて、例えば「あの時、こう怒られたのは、koji-mama側のこういう考えがあったからなんだね。」とか、「koji-mamaに、こう叱られてkojisatoはこんな気分だった...」とか。

kojisatoは育児未経験者だけど、子どもたちの毎日は本当に学ぶことが一杯です。

同時に「自己分析」に繋がるような気もします。そういえば、kojisatoも簡単な子どもではなかったのかも...。

一筋縄の育児なんてありませんしね。

来週から3月。春を感じるイベント満載の幼稚園。子どもと一緒に春探しです。

4 Comment:

Kiki und Noix さんのコメント...

私がホームステイというかオーペアのようなことをしていたおうちの子供(当時7歳男児)はすさまじかった~・・・。

その子のお母さんもお父さんもそこまで怖くなかったからなのか、怒られたり注意されてても逆に大人をおちょくりまくり。当然全く改善などされません。

加えて私は当時ほんとにドイツ語がしゃべれなかったし、いくら叱ってもバカにされていたのか、全く言うことなんて聞いてくれませんでした。いいことと悪いことの区別が全てついた上でわざと親のいない所でやるんですよ。

順序だてて説明しようとしても、機嫌が悪くなるとすぐ自分の部屋にこもるので「まだ行かないで、説明してる途中でしょ」って肩をつかまえたら手の肉を噛み切られたり、鋭いはさみで私の太ももを刺したりとほんとに恐ろしい子でした。

それを知っても親は全然怒らないし…。

でもドイツでは子供を叩くのは違法だと聞いていたから、痛くても手が反射的に出そうになるのを我慢するだけで何もできずにいましたね。

kojisatoさんの書き込みを見て、当時の色々なことを思い出しました。


「大人側が中途半端だと子供は賢いですよ~」とか「子供はここで大人を試しています」のくだりなんかよくわかります。私も試されていました(そしてナメられた…)。

ドイツの子供達の「自分の意志を通そう」という意識はほんとにすごいですよね。自信タップリに「僕は、私は正しい!!」と主張できちゃうタフさが自分の子供の頃にもあったらなぁと何度思ったことか。

多分親からポジティブな言葉を常にかけられていたり、たくさん褒められたり、大人が子供をもう一個人として扱っているということも関係するのかなと思います。

あと半分、子供達との駆け引きに負けないように、頑張ってください。

kojisato さんのコメント...

kiki und noixさん>それは、恐ろしい
経験でしたね。
その子、親も含めて問題だと思います。
本当だったら、kiki und noixさんに
訴える権利があるくらいだけど、ドイツ語
が当時まだつたなかったって...そういう
時、弱いですよね。
私は子どもたちの一日のたった数時間しか
一緒にいません。
1人の人間を形成する要素は、もちろん
一つだけじゃなくて、色々なものが
噛み合ってというのが現実なので
結局は、親に依存するところが大きいですよね。
そのご両親、きっと今でも問題を持って
いると思います。
kiki und noixさんにとっては大変な
経験だったけど、自分の子どもの時は...
色々と見る機会があれば、きっとその時に
役に立ちますよ。
今の子たちとはあと半分。
実は4月末から3ヶ月、他の幼稚園でも
研修します。関係を一からまた作り直し。
すごく鍛えられそうです(笑)

たら さんのコメント...

子供って本当にまだ小さな赤ちゃんのうちからすごく賢いですよね。
本能的にどうやったら甘えて楽ができて、要求を通せるかちゃあんと知ってる。買い物に行って子供たちを見ているとそういうのがとってもよく見えて、よそのご家族を観察するのけっこう好きです。

ドイツの幼稚園でベテラン先生がどんなふうに子供と向き合っているのか、現場で見られるなんて、すごく貴重な経験ですね。

kojisato さんのコメント...

たらさん>子どもは非力に見えて、その分、
本能で賢く動くから、これぞ野生の勘ですよね。
たらさん、洞察力が良いから、そんな
家族シーンをまたイラストでUPして
ください(笑)
現場に潜り込むというのは、どの職種でも
実はなかなか難しいことなので、本当に
ラッキーだと思っています。
今後の役にも立ちそうですしね:)