ドイツのみならず海外生活が長くなればなるほど、肝が据わる部分もあるけど不安定になるのも事実。
どんどん暗ーく、寒ーくなる冬。お日様を拝めない日が長くなるほど、気が滅入ってくる。
さらには、この国の時間は「日本時間」と比較して断然ゆったり。
同じ24時間なのに、不思議なことにココでの24時間は日本のそれとは違うのだ。
ゆったり...は良い。でも、考えすぎてしまう。
「不安」というのは、「起こっていないものへの恐れ」であって、実際は「取りこし苦労」なんていうことも多々。
この「不安」というのが厄介者で、ときに深くそしてしつこくこびりついちゃうのです。
やっぱり「外国」で暮らすというのは、無意識の苦労があります。
「しくじったら、国外退去!」
なんて心配、日本にいたら絶対ない。
そんな強迫観念が、細々ながらも長く続けば「心労」にもなるわけです。
kojisatoには、時々パニック発作があります。
きっと、「パニック障害」を患っている人に比べたら小さなもの。ニンゲン、誰だって落ち込むことはあるし、パニックになることもある。だから、kojisatoの場合も言ってしまえば大げさな話なのだけど...
「もうだめかも!!!!」
って思うと、その後の転落が怖くて引き起こされるパニック。
軽症ながらも動悸、息切れ、集中力欠如、イライラに情緒不安定、さらに、不安が圧迫となってのしかかるような感じになります。
頭の中は、最悪のシナリオ満載です。
子どもの頃から、何かに迫られていた時、就寝時に目を閉じると天井がずしり、ずしり...と迫ってくる感覚があったのを今でも覚えています。
きっとこれもその一旦。
普段は大雑把で楽天家なO型なのに、A型も混じっているので変なところで完ぺき主義で神経質。
今回は、卒論に焦っていました。
4月も終わるし、なかなか思い通りに進まないし...
でも、そろそろ教授のもとに顔を出さねば!
顔を出すには、それなりに用意しないと!!
でも、そろそろ教授のもとに顔を出さねば!
顔を出すには、それなりに用意しないと!!
と、どんどん自分にプレッシャーかけて教授のオフィスアワー前日は図書館で、ナントカしようと手をつけながらもまとまらずパニックになっていました。
本当は、そんな時に一呼吸出来るといいのですけどね。
「もーだめっ!」と思うと、「日本語に行っている場合じゃない!」なんて弱音になってきます。
でも、もちろん行きますよ。
ほぼ一日、ヘタしたら絶叫しちゃうんじゃないか...っていうくらい心中はドタバタで、出来ることならドッカ遠くに逃げてしまいたいくらいなのに...
たった90分。
この90分が、kojisatoを笑顔にして元気をもらって、
「また来週!」
って言うころには、すぐれなかった体調もすっかり元通り。
相変わらず助けられてもらっているな...って思います。
卒論って、ひたすら1人で机に向っていれば良いのかもしれないけど、kojisatoにはこの与えられる「元気」が必要。
寮に戻って、一日帰れなかったkojisatoにニコルがラザニア作って待っていてくれて、パニックのあらすじを聞かせて...
話しながら、そんなに「大事件」じゃないかも!って気付くのです(笑)←そりゃ、医学部の大変さとは比較にならないし...
Pa-pandaに、教授と話す内容を相談して、ずっと顔を出していなかった後ろめたさが拍車をかけたパニックは...
翌日、教授と話しをしてしっかり「道しるべ」をつけてもらいました。
「皆が皆、敵だと思うのじゃなくて、味方だと思えばすごく楽。」
後は、味方になってくれる皆の応援に、しっかり応えないとなぁ...と、パニックが収拾して反省。
「悪い思い込み」は良くない。
「怒られる」という先入観で、自ら教授から足を遠のけてしまった自業自得な経験。
「気の持ちよう」とはまさにこのことで、しっかりコントロールしないと海外生活は表裏一体です。
"Nase hoch!"(鼻上げて!)、Pa-pandaのいつもの励ましの言葉(頭を鼻と間違えた)。まさにその通りですね。
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kojiczuk (kojisato & Pa-panda)
8 Comment:
>顔を出すには、それなりに用意しないと!!
うん、分かりますよ~。
私の教授もいつも長蛇の列なので、
フラフラ準備せずには行けないですね。
精神安定にJahanniskrautやBachの
Rescue Tropfen、オススメです。
(両方薬局で10E以下で購入できます)
皆同じ思いですから、頑張りましょ!
うん、わかりますよ~。
私もパニックになります、時々。
あと、自分でもどよ~んと
どんどこ落ち込んでしまうときは、
どんどこ落ち込んじゃう涙
自分の精神を少しずつでもいいから、
セルフコントロールできたらいいなぁって
思ってます(*^^)v
Erdbeerさん>そういえば、Erdbeerさんも
卒論のために教授とアポとっていましたね。
Erdbeerさんの専門は何ですか?
精神安定にドイツ人、よくErdbeerさん
お薦めの品を使っていますよね。
落ち着かない時は私も、「家庭の医学生」に
処方してもらっています:)
皆同じ思いでも、パニックの時で自分しか
見えませんね。
はい、頑張りましょう!
ペンギン>どこどこ落ち込んでも、
そこに解決はない。分っていても、
落ち込む時も誰にもあるよね。
そんな時に、身近な誰かに精神のセルフ
コントロールのサポートをしてもらうのも
私の場合のように、1人で悩むよりは
健全かもね。
>顔を出すには、それなりに用意しないと!!
それで足がどれだけ遠のいていることか。。。特に、アポイントが必要な教授や講師のところ。。。あいたたた。
私はまだ学業序ノ口で、パニック障害の症状と言えるものはまだ出たこと無いのですが。。。ドン詰まり始めると、詰め込むように食事を取る習性があるので、それが出たら、ちょっと一呼吸いれるようにしています。
机にしがみつけばしがみつくほど、成果が出る人も世の中にはいるのかもしれませんが、みんながそうだって限らないですもんね。
Pupuさん>今は大学に行くのは、「自主的」に
教授のところに行く時だけで、逆に
コレといった規則(毎週行かないといけない)
とかないので、ツイツイと後延ばしに
なってしまいました。
でも、後延ばしになるほど自分の首を
締めるんですけどね。
コレが最後の最後で、ダメだったらどうしよ~
これがパニックの原因。
1人机にしがみつくと、本当に自分しか
見えなくて、よけい篭もってしまいそうなので、
一緒に暮らす人がいて、定期的に顔を
あわせる人がいて...私には、今の
リズムがあるいみ合っているみたいです。
わかります、これ!
自分は大学で英語を教えてるんですが、授業の準備が全然進まなくて途方に暮れてると、もう時間だけがどんどん過ぎてく感じがして行き詰ってしまってパニックになります。明日生徒の前に立たなきゃならないのに、どうしよう!とか思うともう頭まっ白です。そういう時はとにかく先の先まで考えないで、まず目先の小さなことから取り掛かります。最初から「完璧」を目指すとダメになってしまうので「また戻って再度見ればいいや」くらいの気持ちで。ちょっとしたアクションを起こせば意外とその後がスムーズに行ったりするし、気持ちもラクですからね。
『皆が皆、敵だと思うのじゃなくて、味方だと思えばすごく楽。』これいい言葉ですね。気に入りました!
poaneさん>poaneさんは英語を教えているのですね。
しかも、ポーランドで!?すごい!
私も伝授して欲しい。
私は自分の母国語(日本語)を教えていますが、
それでも、毎回準備の度に分らないこと
だらけです(苦笑)
準備万端でも、結局思惑通りに進まず
アドリブだったり...
そうですね、大きなものもミクロの部分から
片付けば、チリも積もればですね。
今週末は地道ながらも前進しているので、
ちょっと達成感。
この波が続けば良いのだけど...
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