2009-01-17

オリエンタルGOETHE !


G-O-E-T-H-E!

ドイツの偉人、天下のゲーテです。

詩人であり、劇作家であり、小説家・科学者・哲学者・政治家...

そして、永遠の愛の狩人(笑)

歴史に残る恋愛遍歴で、数々の名言(詩)を残した偉人は74歳で、19歳の町娘に求婚したほど!
もちろん、ゲーテは振られましたが...

それが、彼が生涯を閉じる1年前なのだから、まさに愛に生きた偉人。

kojisato的見解では、自分に酔う彼の行動は、巻き込まれたほう(恋愛対象)は結構大変だったと思う(苦笑)

さて、才能に溢れた彼は、好奇心も旺盛である日突然、ソトに飛び出した。

こはれ、事実上の「家出」。公務を放り投げて、ブラブラお気楽な2年を過ごして、オリエンタルな世界に触れるのです。
ゲーテ、当時37歳。当時、すでにナカナカのお年である。

転機は、作家としてのゲーテにインスピレーションを与え、帰国後、古典主義に傾向する彼は、kojisatoがマニア的に好きな「ファウスト」の筆を取ることになるのだ。

ゲーテは、あまりにも有名でドイツ人の誇りでもあるのだけど、恋愛遍歴を見ると「こんなのがドイツ代表でいいの!?」とツッコミ所も満載。ま、偉人になるには人と違う何かがあって、やっぱり「変わり者」=「変人」が多いんだろうね(苦笑)

無いものねだり!?で、オリエンタルに強く惹かれていたゲーテ。

旧約聖書に興味を持つと、ヘブライ語を習得し、他、少年時代に英語・フランス語・イタリア語・ラテン語・ギリシア語も習得していたらしい。

うひゃーーーー。変人はやっぱり天才だった。

このオリエンタル...

広辞苑には「東洋的な」とあります。

かのアラビアンナイト(千夜一夜物語り)みたいな、アラジンが魔法のランプ・・・なんていう世界ですね。

そんなゲーテのオリエンタルへの憧憬を、インスピレーションしたコンサートに昨晩は行ってきました。

ゲーテの詩を、オリエンタル音楽にのせるのです。

実は、このコンサートへのチケットは棚からボタモチ方式で入手しました。

モニママが急遽行けなくなって、kojisatoが代わりにD&S夫婦と一緒に会場のHMT(音大)へ。

オリエンタル音楽独特な、秘密めいたメロディーに乗るのがドイツ語のゲーテ。

その中から、一番オリエンタルにマッチしていた詩を抜粋。

GINKGO BILOBA

Dieses Baumes Blatt, der von Osten
Meinem Garten anvertraut,
Giebt geheimen Sinn zu kosten
Wie's den Wissenden erbaut.

Ist es Ein lebendig Wesen
Das sich in sich selbst getrennt,
Sind es Zwey die sich erlesen,
Dass man sie als Eines kennt.

Solche Frage zu erwidern
Fand ich wohl den rechten Sinn,
Fühlst du nicht an meinen Liedern
Dass ich Eins und doppelt bin.

→訳と解説は、渡辺美奈子訳「「銀杏」Ginkgo Biloba ゲーテ 」2006

さて、この詩がどのようにオリエンタルになったのか...

”Ourud Elmahabbe"のHPを参照。右横のタイトルをクリックすると、音楽が聞けます。

今週末は文化ウィークエンド!?

今晩は、オペラ"Carmen"に行ってきます。レポは後ほど!


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