2009-08-13

夏タビ'09【10】散歩から競歩inドレスデン

深夜に到着したドレスデン。22時であたりは真っ暗...

まだまだ8月中旬ですが、ドイツの各州の学校では徐々に夏休みも終了。

確実に秋は近づいているようです。

さて、ドレスデンを旅の目的地にした理由は...

およそ10年前に再建築中だったFrauenkirche。第二次世界大戦の大空襲で崩壊。旧東ドイツ時代には、戦争の記念碑として瓦礫をそのままに残されていたけど、ドイツ再統一後の1996年から再建築が始まったのです。この教会の鐘はアメリカからの寄贈。1945年2月13日から14日にかけて爆弾を落としたアメリカ軍の孫が寄贈しています。

そんなこともあって、とても象徴的な教会。

kojisatoが見た再建築中の教会(1999年)は...まだまだ瓦礫の山

完成した姿を楽しみに来たのだけど...

観光客で一杯、淡いピンクやクリーム色で飾られた内部はゴチャゴチャで11世紀からの歴史を感じられず...ちょっと期待はずれ(個人的な感想ですが)。コンサートには音響もよさそうで、豪華な感じがしますけどね。

さらに向かったのは、Semperoper。こちらも、1999年工事中で立ち入り禁止だったスポット。

内部を紹介するコースがあったのだけど...

ココでkojisatoの学割無効(涙)

受け付け婆「あなた、年取りすぎているからダメ。学割は27歳までよ!」

ドイツの学割の威力は絶大です(7ユーロ→3.5ユーロ)。ドイツ旅行を学割で楽しむなら、26歳までです。おばちゃん、そんなに大きな声で言わないで...(恥)

ココに観劇で来れたら、もっと素敵なのだろうけど...今回は建築の構造や、戦災や2002年の大洪水に遭ったドレスデンの再建築歴に耳を傾けました。

Semperoperのお隣は、Zwinger宮殿Alte Meister絵画館には、かの有名なファラエロの「システィーナのマドンナ」、フェメールの「手紙を読む少女」等が貯蔵されています。

この絵画館をじっくり2時間30分。行く価値【大】です。

この絵画館も、遠足で来たドレスデン。時間の関係で入れなかったのですね。

というわけで、およそ10年前に果たせなかったドレスデン観光を達成。

一人だから、時間はタップリ。

本屋に入って、観光本をパラパラ。

「世界一美しい牛乳屋さん」なんていうのがありました!Molkerei Pfundsは、手作りのユングスティールのタイルで飾られた乳製品屋さん。その綺麗な姿を見てみようと...観光案内で貰ったフリーマップにマーク。

自動車が走る本道ではなく、裏道から裏道をつたって行ったら...

裏口の専属カフェから潜入してしまったkojisato(苦笑)。

この時点で6時間歩きっぱなし。早速...
牛乳を!

ウェイターのお兄さんに「Plinsenの手作りリンゴムース添えが名物ですよ。」と薦められて、何が出てくるかな?と思っていたら...
Eierkuchenじゃん!

これまた、地域によって違う名称ですね。でも、美味しかったです。

牛乳屋さんの中は撮影禁止(1枚知らずに撮っちゃいましたが)。観光バスが3台も停まって、店内は人・人・人...でした。

行きすがら見つけた、
陶磁器クリニック。

ドレスデンから電車で40分ほどで、陶磁器が有名なマイセンがあります。

超高級陶磁器、こうやってプロの手で「治してくれる」なんていいですよね。koji家がドイツに一度来た時に、koji-mamaがアンティークショックで買ったマイセンの置物。帰国の際にkoji-papaが壊すという事件があり、これもココで治してもらえたのになぁ...。

kojisatoがドレスデンに滞在した週末、夏祭りがありました。

ドレスデンが豪華なのは、アウグスト強王のおかげ。ライオンのミルクで育って、力持ち。モテモテで、実子の数が360!なんて言われています...今はすっかり観光名物で、9月の行われる選挙とかね合わせて、こんなポスターも
「税金上げるぞ!」

ドイツ人ならではのウィットです。

そんなわけで、ドレスデンの端から端まで11時間歩きっぱなしでした。最後はスポーツ気分(苦笑)

kojisatoが宿泊したHostel、夜もなかなか楽しいスポットらしいのですが...22時過ぎには爆睡でした。

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kojiczuk (kojisato & Pa-panda)