「地下ネズミ幼稚園」で迎える週末も、残すこと2回。
今日はとても悲しいお知らせで一日が始まりました。
昨晩、自転車で事故にあったヨナタン。
詳細は分からないけど、帰宅中に橋から落ちて現在昏睡状態。
「kojisato~、次はいつ来るのぉ~?」っていつも聞いてくるヨナタン。好奇心旺盛で、計算が得意。ちょっと石頭なところがあるけど、ニコニコkojisatoに擦り寄ってくる可愛い男の子。本当に物知りで、色々なことをkojisatoに教えてくれます。
幸い、ヘルメットを被っていたため最悪の事態は免れたと言われているけど、いつ彼が目覚めるかは分かりません。
一瞬、将来医師になるニコルと話したことを思い出しました。
「理想だけではやっていけない職業がある。」
まだ医学部生として、将来の専門(外科、皮膚科、小児科 etc.)は選択出来ます。
「医者にはなるけど、小児科医は自分には無理。」という彼女。
ただ子どもが可愛いだけでは出来ない職業。特に、幼い子ども相手にどうにもならない短い余命や、「死」を突きつけなければならない現実は彼女にはツライようです。
もちろん、助かることもあるけど、そうでないこともある。そういった現実にどう向き合うかですね。
そんな話をした時に、kojisatoもニコルに注意されました。
「幼稚園の先生も同じ。理想とかけ離れた現実が起きてもしっかり対処できないとキレイ事だけではやっていけないよ。」と…
そんなシーンが瞬時に頭の中で巡りました。
昏睡状態といっても、人工的に治療のため昏睡状態にする場合もあるので詳細が分からず、どうにも判断出来ないのですが、ヨナタンが早く復帰することを願ってみんなでお見舞いのカードを書きました。
今日のモーニングサークルは、そんなお知らせがメインで、子どもたちによって捕らえ方は様々だけど、「早く元気になってね。」という気持ちは一つでした。
その後、何食わぬ顔で週末前の一日が過ぎた「地下ネズミ幼稚園」。
実はこの紙、kojisatoの日本語の授業で余った紙を落書きように持参したもので、子どもたちは裏っ返しながらも興味津々。ひらがなテストの記入欄で「きっさってん」という文字を真似して喜んで日本語を書いていました。海賊ヨナタン、ちょっと尋問調なのですが(汗)、今日はkojisatoがどうやってドイツに来たのか盛んに聞いてきて、飛行機で飛んできたことにようやく納得。やっぱり、子どもにとってドイツは遠いよね。
「×(ばってん)」のところに宝があるらしいのだけど、道が塞がってkojisatoは最後の最後に宝にありつけないんだって…
広場にいるドラゴンは、ノエ(3歳)が追加。
そんなわけで、複雑な心境ながらも時間はただただ過ぎて…
週明けに、少しでもヨナタンの状態が分かればな…と思っています。早く元気になってね。
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kojiczuk (kojisato & Pa-panda)
4 Comment:
「理想だけではやっていけない・・・」確かにそうですね、医者も教育者も。楽しい時や上手くいってる時はいいけど、本当に苦しい現実に直面した時にモロに自分の人間としての弱さや無力さが出てしまって落ち込むことがあります。心配ですね、ヨナタン君。
折角宝を示してくれているのに、道が塞がっているなんて!何て意地悪な地図なんだ~(笑。
poaneさん>どの職業に限られたことじゃないけど、
「思い通りに行かない時こそが、試練
なのかもしれません。」
これから進みたい道、一度は諦めた道。
同じようなハードルに一度は立ちすくんだけど、
起ることを受け止めて、対応してこそ
次のハードルでしょうね。
宝の地図、アモン(他の男の子)と交渉して
ヘリコプターを買ったら、宝まで
辿り着くらしいです。
って、商売かよ!(笑)
ショックを受けるような出来事は突然やってきますよね。
私は直面した事はないけど、軽く関わった事はあります。
それでも、それを乗り越えてやっていくしかない。そう思って、受け止めて乗り越えられるように修行している気がしています。
KiMmyさん>ショックを受けた瞬間は
もちろん動揺してしまうけど、
誰にでも起りうること…本当に受け止めて乗り越えることが試練なのだと思います。
事故に遭った子、まだ昏睡状態だけど
人工的に治療のためにしたということで、
後は彼の力を信じるしかないです。
一緒にいたお母さんも病院に入院している
状態なので、他親御さんを含め一同
心配しています。
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