2008-12-11

ちゃんと叱る

やむなく今日は11歳の男の子を叱りました。

叱られる方だって、立場悪いし、気も悪くなるかもしれないけど…

叱る方がずっと体力もいるし、後味が悪いかも。

この子は、学校の日本語クラブに参加する生徒さん。小中高一貫で、クラブ活動は小学校高学年から参加が出来ます。

だから、他の中学クラスの子とは授業への集中力も意欲も違うのは分かるけど…

毎回授業に来るものの、ノートも広げず携帯電話でゲーム。注意力散漫。

そんな態度が数週間続いて、「この子、本当にやる気あるの?」と頭を悩ましていたのです。

今日は、その男の子が一番乗りで教室に登場。

kojisato聞いてみました。

「ねえ、日本語を本当に勉強したいの?今までクラスでしたこと、ちゃんと理解してる?分からなかったら、質問してくれないと先生も分からないよ。」

その子はもらった教材を家で自分で勉強していると言いました。

でもね…kojisatoの教材は、授業を聞いて解るというタイプだから、明らかにその場しのぎのウソ(汗)

「それじゃあ、どこまで自分で勉強したか見せてくれる?ちょっとそこから質問するから。」

と言ったら、カバンをガサゴソ。

って、出てきたのはお弁当箱(大汗)

まずは、腹ごしらえというわけなのです。

「お昼ごはん食べてないの?」(15時30分)

と聞けば、「そうだ」と答えるので、とりあえず食べ終わるまで放っておくことに。

他の子と授業を進めて、その間に男の子はゆっくりゆっくりとサンドウィッチを食べて、デザートのヨーグルトを食べて、ペットボトルからジュースを飲みます。

そろそろ、お食事が終わったらしい男の子。

一向に鉛筆もノートも出てきません。

って、携帯電話を見ています。

携帯電話でビデオを再生中。

なんだか、とっても悲しくなりました。

「クラブ活動は、必修じゃないし、日本語を勉強したいから来ているはずなんだから、もし無理に毎週ココに来る必要もないんじゃない?そうしたら、放課後、家にも早く帰れるでしょ?それに、そうやって携帯電話でビデオを見たりするのは、普段の授業でも許されていないんじゃない?」

携帯電話のビデオに関しては、電源を消したものの…

「日本語は勉強したい。でも、家で勉強する方が良い。」

とな(大汗)。

「それじゃあ、来るのはいつでも大歓迎だけど、もし携帯電話でビデオを見るとか全く無関係なことをするようなら、教材を毎週授業開始直前にあげるけど、無理して来なくていいよ。」

と、言っちゃいました。

もちろん、kojisatoの方が正しい立場なんだろうけど、ものすごく後味悪い。

気付けば自分は叱られる立場からより叱る機会の方が多い立場になってきているんだなぁ~。

親に叱られて…なんていう想い出は誰にでもあるけど、あの時叱った両親も同時に傷ついていたんだな…って。

「叱る」というのも、なかなかテクニックが必要です。

一方的に相手を非難してもいけないし、大声で怒鳴っても逆効果。今回みたいに、後味が悪い思いで相手をしかっても、それをネチネチと根に持っていたら、それこそ関係が悪化する。

年を重ねるほど、叱る立場になるのに、ちゃんと叱れないのは、相手の顔をついつい伺ったり、自分に自信がないからといった精神面もあると思う。

「怒る」というのは、もっと感情的だけど、論理的にちゃんと「叱る」というのも大切だと思ったのでした。

8 Comment:

Erdbeer さんのコメント...

ども^^

留学問題は、解決されたでしょうか?
少しスッキリされた感じがしますが、
あまり無理なさらないように!
留学生(特にドイツ)には本当に悩みが
つきものですから、お互い助け合って
頑張りましょう!(愚痴なら聞けますし)

叱るの…難しいのが想像できます。
大学でも失礼な女子がたまにいますよ。
まさにantiautoritär?教育ですよね。
私は不定期な教師ですが、VHSの本格的な
先生をされていると、大変だと思います。

kojisato さんのコメント...

Erdbeerさん>今日はお帰りが早いですね〔笑〕
いつも心配してくれてありがとう。
同じくドイツ留学中のErdbeerさんは
まさに「同士」です。
問題はまだ解決していないけど、
起こせるアクションは解ったので
あとはやってみるのみ!
今日、MAのタイトルが決まりました。
あとは申請するのみです。

Pupu さんのコメント...

家に帰っても、誰もいなくて淋しいからAGに来てるのかな?でも、みんなが勉強している中で、携帯でビデオ見るのは反則。言ってあげて良かったですよ。もう一度、叱られる前に彼が「あ、あの時。。。」って気づいてくれるといいですよね。

kojisato さんのコメント...

Pupuさん>そっかぁ…、そういえば、その男の子の
両親は、共働きだった。
もしかしたら、そんな背景もあるかもですね。
叱られた方も、いつかそれに気付いてくれれば…
本当に、そうですよね。

ゆりぽん さんのコメント...

ここ最近の日記?を今、読み終えました。
悩んでるねえkojisatoさん!
でも悩めば悩むだけ、きっともっと良い方向に行けると思います。
無駄な事はないのよね、何事にも。

私はネガティブな事もばーっと言ってしまうけど、それですっきりしちゃって、前に進めるならいっか!と思います。

そして子供は叱るべきです。
kojisatoさんは正しいよ。胸を張るべきです。
私は古風な所があるので(ただたんにおばはん魂とも呼ぶ)、小さい子に「そんな所にゴミを捨ててはいけないでしょ。ちゃんとビン(ゴミ箱)に捨てなさい」と言ったりするけど、それがちゃんと出来たら「偉いわねー!」と諸手で褒めちぎります。
イギリス人のママ友には「私は怖くて出来ない!」と言われましたけどねー。
子供は社会の財産だから、怒ったり褒めたりは当然と思ってます。なんて、いつか刺されたりして、私・・。

kojisato さんのコメント...

ゆりぽんさん>そうなんです、悩める
乙女(!?)kojisatoでした。
私も、ネガティブなことは一気に吐いて
(第一被害者Pa-panda)、そうしたら
スッキリ!前に進むタイプです。
後戻りはありませんしね。

ドイツでも行儀の悪いお子ちゃま、時々見ます。
幸い、私が接点のある子は皆しっかり
教育が行き届いていて、関心する子が
多いけど、不愉快な子どもに目くじらを
たてながらも、関わらないようにする
大人は外国人だから...という
私だけじゃなくて、ドイツ人もそうです。
物騒な事件が多い昨今。
確かに注意する一歩手前で
「刺されるかも...」って考えちゃうかも
しれませんね。
それもまた、なんだか昔(20年くらい前?)
に比べると、世の中随分おかしく変わった
もんだと思います。
ママのゆりぽんさんに「正しいよ」
って、言ってもらえるとすごく嬉しいです。
やっぱり未経験者(笑)には解らないことばかりですから、
子どもは...

ACCO さんのコメント...

お久しぶり〜。叱るってほんと体力、精神力いるよね。マティとさとちゃんの日記のことについて話した際、先生として携帯電話で遊んでいるのは寝ているのより腹がたつと話してらした。そして、叱ったのは正しいことだと。あたしも正しいと思うよ。ただ、やっぱり叱ったあとのフォローが難しいよね。日記から予想する彼はとても頑固で図太い感じで、、なかなか素直になれないかもしれないよ。そしたら、ちょいとさとちゃんから逃げ道をつくってあげるといいさ。

ほんと叱るって難しい。あたしもありあがわがまま言ったり、思い通りにならなくて癇癪起こした時とか、あたしの言い方や提案一つで彼女が言うことを聞くか聞かないかを目の当たりすると、、なるだけ叱らないようにする為に試行錯誤な毎日。もちろん、人に危害を加えたり、危ないことをした場合は怒るけど。うふ。

人に叱ることは自分を見直すきっかけにもなるから、お互いがんばろうね!

kojisato さんのコメント...

Acco>もうすぐ渡独の忙しい中、コメントありがとう。
Halle組の誰かからコメントをもらえると
一番コメントをして欲しい(やっぱり
ドイツ生活という共通点があるから!?)
メンバーだから、嬉しいよ。
最近の携帯電話は、なんだか色々なこと
が出来ちゃって、
通話かSMSの送受信にしか携帯を利用しない
私にとっては、摩訶不思議なものに
なってきたよ。ジェネレーションギャップね。
その子は、頑固で図太いかどうかは
解らないけど、いまいち行動の意図が
読めない子。
ちょっと特殊な学校で天才時教育を
推奨しているところなんだけど、
彼も例にもれずIQは高いみたい。
大人が子どもを叱るのと同様に、
大人が大人も難しいね。
正しいと自分が思った信念を曲げない
っていうところにも、難しいものがあるのでは...
と思うよ。
私のことで家族会議(!?)まで
してくれてありがとう。
ドイツでのクリスマス、ドイツの
じいじ&ばあばと楽しんでね。