2008-12-07

正しいAdventの過ごし方

Advent(待降節)の第二週末は、kojisatoのドイツのお母さんモニママのところで過ごしました。

モニママとkojisatoは、本当の親子みたいに仲良しです。

実の娘3人は、いずれも自立してロストックを離れているので、kojisatoが第4の娘。

すでに亡くなってしまったけど、Omaやお父さんのベルントにも、そうやって可愛がってもらっています。ドイツのクリスマス、やはり家族行事なので、こういう家族がいてくれるととても有難いです。

Adventは、クリスマスを待ちわびる期間。クリスマスへの心構え&準備の期間です(笑)

この時期、どの家庭のオーブンもフル回転なのは、その準備なんですね:)

日本の御節みたい???

今週、すでに10種のクッキーを焼いたkojisatoは、週末さらに4種、モニママと焼きました。

クッキーを作りながら、クリスマスCDをかけて、灯したロウソクが雰囲気を出します。

今年は、モニママ初挑戦のVanillekipfel。kojisato(日本人)が、ナゼか焼き方を伝授(笑)

一段落ついた頃に、ソファーでまったりしながら、Sekt(スパークリングワイン)を片手に乾杯!

モニママは、本当に「癒しキャラ」

結構、おトボケです(笑)

隠ぺい工作したプレゼントを、分かりやすくテレビの前に置いたのに、次の日の朝まで気がつかなかったつわもの!(開封は、24日に)

ずっと、日本の24時間TVに似たチャリティー番組を見ていたのに…。

ちょっと、TVから知らないドイツ語が出てきたから、聞いてみたら…

モニママ、寝てました:)

翌朝、再びクッキー焼大会!

傍ら、これまたクリスマスシーズン恒例のメルヘンを一緒に見ました。

ドイツは、クリスマス時期になると店頭にも盛んにメルヘンDVDとかが並びます。やっぱり、家族が集まる機会が多いからでしょうか?子どもだけでなく大人も楽しめるメルヘンの名作は、旧ソビエト連邦や旧東ドイツのものが多し。

今日見たのは…
   

「雪の女王」 (1966年 旧ソビエト連邦)

「雪の女王」のラストシーン。

囚われのカイを救いに来たゲルダ。優しいゲルダのおかげで、凍らされた心が溶けていくカイ。雪の女王は留守。さあ、逃げ出そう!という瞬間

「きっと、そうは行かないわよ。きっと、女王様が来ちゃうよ!」

と真剣に見ているのはモニママ(笑)

「雪の女王」で、いたくメルヘン再発見!をした彼女は早速チャンネルを変えて次のメルヘンへ!

それが、
「Rumpelstilzchen(ルンペルシュティルツヒェン)」(1955年 ドイツ)


「娘は藁を紡いで金の糸にしてしまう!」というウソを、粉引き屋のミュラーがついてしまったがばかりに、娘マリーは、幽閉されて父親の言葉を証明することに。

そこに助っ人にやってきた、森の小人。

母の形見の指輪を渡して、一晩。ネックレスを渡して、もう一晩。最終夜には、彼女が結ばれる王子との子を将来差し出すという条件で契約をしてしまいます。

いざ、子どもが生まれると、手放せないマリー。

「自分の名前を言い明かしたら、この契約は解消してやろう!」

と、森の小人。

そんな彼が、森の木陰で陽気に自分の名前を唄って踊っているじゃないですか!

と、その横で…

モニママも嬉しそうに、復唱(笑)

そんな人です。(癒し度が伝わったかな?)
そんなモニママを、キッチンからパチリ!

まだ、クッキーは全て焼きあがっていなかったんですね(汗)

夕方は、教会でWeihnachts Oratorio(クリスマス・オラトリオ)のコンサートへ。

Oratorio、日本語では「聖譚曲」。特にクリスマスのオラトリオは、キリスト生誕にまつわるストーリーと祈りが音楽にのせられます。

クリスマス・オラトリオで一番有名なのが、バッハの作品。

教会が会場だと、雰囲気がますます出ます。2.Advent。会場は満席でした。
癒しのモニママと、本当に心安らぐ週末。

12月第二の週末も終了。刻一刻と、クリスマスは近づいています。
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2 Comment:

匿名 さんのコメント...

ほのぼのさが伝わってきます。いいなあこんなママ。

うちの義理ママはお宅訪問すると、いつも小難しい本を抱えて、ソファーで読んでるんです。そんな知的なママも悪くないはずなんですけど、共通の話題が。。。ない。毎度、家族が集まると朝まで生テレビみたいな討論が始まるので、それをポカーんと聞いてます(苦笑)

kojisato さんのコメント...

Pupuさん>なんだかインテリな義理母さんですね。
朝まで生テレビみたいな討論だなんて、
旦那さんも熱い討論派ですか?
モニママ、実物もさらにホノボノ。
おもわずハグハグしたくなっちゃう
風貌だし(笑)
ドイツには嫁がないけど、こんな素敵な
家族がいて良かった!と思ってます。