2009-05-23

ドイツの性教育


「ママ、子どもって誰が作るの?」

そんな問いかけを我が子からされたらどうしますか???

kojisatoの知っているドイツ人は、思春期雑誌"Bravo"に登場するDr. Sommer(性へのQ&Aコーナー)で、そして「その時が来た」と判断されれば親からちょっとしたレクチャーがあるそうです。

コウノトリが…
キャベツが…

とゴマカスのでなく、リアルに。そして、避妊の重要性について教えます。
もちろん、その時にオトナ(特にお父さん)の緊張は見て取れるようなのですが…(笑)

最近Pa-pandaとkojisatoの間でちょっとしたブームなのが、「読み聞かせ」

Pa-pandaが、ポーランド語か英語の読み物を

kojisatoは、日本語かドイツ語の読み物を…

お互いの練習に、Pa-pandaがドイツ語、kojisatoが英語という時もあります。

kojiasto、「地下ネズミ幼稚園」からJanoschの"Mutter sag, wer macht die Kinder?(ママ教えて、子どもって誰が作るの?)"。

11歳のオシャマネズミTütü(テュテュ)とモグラのDiddi Neumann(ディッディ・ノイマン)の初恋。

「愛ってなぁ~に?」

それは、まるで全身に電気がかけめぐるみたいで、心臓がバクバクして、もう何も出来なくて…そして、Diddi Neumannにキスしないといけないの!そうしたら、すっかり気を失ってしまうわ。

と、Tütü。
ネズミ学校のSchröder(シュレーダー)先生は、サクランボが、ニワトリが…受精していく過程を説明します。

ハチが花の蜜にLUSTがあったら…

オンドリがメンドリにLUSTがあったら…

※LUST=欲求、その気

そして、ニンゲンは?

ニンゲンもネズミと同じようにするんだよ…とSchröder先生。

ある日、ニンゲンの♀がニンゲンの♂に…

Walter…愛してるわ。キスしてよ。ちょっとLUSTあるでしょ…?

と声かけます。ニンゲンの♂は常々LUSTがあるのだから、そのままベッドへ、野原へ…それから、2人が好きな場所に横たわって…

たいてい、ニンゲンはその時ハダカで、森のツタのように抱き合うのだ!

時には♂が♀の上に、もしくは♀が♂の上に…それか、我々ネズミのように♀が前、♂が後ろという体勢(ココで、イラスト有。笑)。

ここでタマゴが受精されれば、9ヶ月後に子どもが出てくるのです。
と、ここでSchröder先生の授業は終了。

ちょっと、ここでは省略してあるけどもう少し込み入ってストーリは綴られます。
授業中、ずっとモグラのDiddil NeumannとイチャツクTütü。

でも、こうしてTütüの疑問は解消。

その晩、LUSTがあるTütüのママはパパに

Walter…愛してるわ。キスしてよ。ちょっとLUSTあるでしょ…?

と、パパの手を引いて寝室へ。

Janoschは作家であり、画家でありキャラクターの発明家。ちょっとした言葉遊びが大好きでTigerente(トラカモ)が有名。なんだかちょっぴりシュールで、オトナでも楽しめます。


kojisatoは、家庭内でちゃんとした性教育はありませんでした。うーん、kojisatoの世代くらいまでの子は皆そうかな?「子どもは誰が作るの?」なんて聞いたら、聞かれたオトナは固まるでしょう。

早熟に色々な情報を好き勝手に取り入れるのじゃなくて、しっかり「子作り経験者のオトナ」からこういったことも伝授しないとですよね。だって、子どもが生まれることが素晴らしいことなら、その始まりだって素晴らしい過程の一つなのですから!

来週はどんな絵本を…kojisatoの子ども時代に馴染みのあったクラシックな本からモダンなテーマまで…ちょっとイマドキの子どもたちの絵本事情を覗いています。

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
今日もご訪問、だんけっけ!
ブログランキングに参加しています。ポチっと押していただけると励みになります。
にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村
今日もHappyな一日になりますように!
kojiczuk (kojisato & Pa-panda)

2 Comment:

Pupu さんのコメント...

幼稚園で扱うテーマとしては早くないですか?!私は、まだまだサンタさんを信じていたいお年頃には、コウノトリの話も悪くないんじゃないかと思ってしまいます。どこから出た話かわからないけれど、好きだったんですよね。この説明。
勿論、子供が作れる準備が整う年齢にはしっかり説明しないといけないですよね。

kojisato さんのコメント...

pupuさん>この本の発見場所は幼稚園だけど、
対象年齢は9歳くらいかな?とニコルと
話していました。
でも、就学前の園児…
もうコウノトリじゃ通じません(汗)
サンタもとうにバレてます。
ちなみにこのコウノトリの話、ドイツが
発祥です。ご存知でしたか?
シュバシコウという実際のコウノトリより
小柄な近種が赤ちゃんを運んだようです。
<引用>
シュバシコウが赤ちゃんを運んでくるという言い伝えは、ドイツ発祥のものと言われています。
昔、とある村で子供のできない夫婦の家の煙突に巣を造り始めたシュバシコウを見て、その家の夫婦はしばらく煙突を使わないように心遣いをしたのです。
そのおかげでシュバシコウは煙突に巣をつくり、そこで卵をあたため始め、しばらくしてヒナが孵ったのです。
すると長年子供が出来ない事に悩んでいた夫婦に子供が授かったのです。
そこからシュバシコウが赤ちゃんを運んでくるという伝説が誕生したということです。
http://www.tisen.jp/tisenwiki/?%A5%B3%A5%A6%A5%CE%A5%C8%A5%EA